会員からのお便り44
- 2014/01/06 (Mon) |
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会員からのお便り44 内藤正久~今月の鳥~ H26.1.6
◎フクロウ
今月の鳥は、年始めですので「福老」と言われ縁起物とされることがある「フクロウ」をご紹介します。
分類はフクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される猛禽類で、知名度が高く「森の物知り博士」、「森の哲学者」などとして人間に親しまれている割には夜行性ということからほとんど人目につかない鳥です。
日本では、九州以北から四国、本州、北海道にかけて分布する留鳥で、平地から低山、亜高山帯の森林、農耕地、里山等で生息します。大木がある社寺林や公園の洞で生息することもあります。
全長は50~62cmで、羽を開くと94~110㎝と思った以上に大きな鳥です。顔は平たいお面のようで、灰褐色の羽毛で被われハート型で暗闇でも獲物が良く見えるように眼球が大きく発達しています。全体に褐色の羽毛で被われ、濃褐色や灰色、白い斑紋があります。首を180度回して振り向く姿は特徴的です。
鳴き声は、夜に「ゴッホウ ゴロスケ ゴッホウ」と透き通った良く通る声で鳴きます。鳴き声を日本語に置き換えて「五郎助奉公」ということもあります。
食性は動物食で、ネズミ、リス等の小型の哺乳類や小型の鳥類、モグラ等の食中類を始め、両生類、爬虫類、昆虫なども食べます。
写真のフクロウは、軽井沢の公園で夕方まだ明るいうちに近くの木に止まっていた個体です。たまたま観れてラッキーでした。
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