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神奈川大学三浦半島 宮陵会

会員からのお便り 39

会員からのお便り39  内藤正久  2013.4.22
 
◎アオサギ
 
 今月の鳥は、三浦半島の河川・池沼・湿原・水田等で通年良く目にする大型の鳥、「アオサギ」をご紹介いたします。
 分類はコウノトリ目サギ科で、アフリカ大陸、ユーラシア大陸ほか広い範囲で生息しています。日本の本州、四国では留鳥として周年観察できます。
 全長は88~98cm。翼開帳150~170cmと大型で、水辺や浅瀬で優雅な姿を見せてくれますので、すぐに見つけることができます。
 上面は青みがかった灰色、下面は白い羽毛で被われ、胸部の羽毛は伸びて「飾羽」になります。頸部から胸部にかけて黒い縦縞が入ります。また、頭部は白い羽毛で覆われ、眼上部から後頭にかけて眉状の黒い筋模様があります。後頭は眉斑と繋がるように黒い羽(冠羽)が伸びます。
 今は時期的に嘴の色が赤っぽくなったり、目元が黄色から青紫色になった婚姻色の個体が観察できます。その後、雄・雌で樹上に木の枝で皿状の巣を作り、集団でコロニーを形成して繁殖します。
 食物は動物食で、魚類、両生類、小型哺乳類、甲殻類、昆虫などを食べます。水辺でじっとして魚を待ち伏せ、獲物を発見すると素早く頸部を伸ばして捕食します。


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