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神奈川大学三浦半島 宮陵会

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会員からのお便り29

会員からのお便りNo.29 内藤正久 〔2012.7.19〕
 
◎ケイマフリ
 
 今月の鳥は、7月上旬に道北探鳥旅行で天売島に行き「ウトウの帰巣(18:30頃から20:30頃まで雛が待つ巣に60万羽の親鳥が餌を銜えて帰ってきます)」を見に行きましたが、ウトウとは別の「ケイマフリ」という鳥が可愛いかったのでご紹介いたします。

 分類はチドリ目ウミスズメ科で、カムチャッカ半島東岸からオホーツク海、日本海まで分布します。日本では北海道羽幌町の天売島や知床・積丹半島等北日本の各所に繁殖地は点在しますが、カラスやカモメに捕食されることが多いため、個体数は減少傾向にあります。「ケイマフリ」という名称は、アイヌ語名のケマフレ(足が赤いの意味)に由来しています。
 全長は40cmとハトより少し大きく、夏羽(写真)は全身が黒で、目のまわりから目尻にかけて白く、非常に可愛い鳥です。冬羽は目のまわりの白い部分が小さくなり、喉から腹にかけて白くなります。冬見ると別の種の鳥のように感じます。
 繁殖期には断崖に集まり岩の隙間で繁殖しますが、それ以外の時期は、繁殖地周辺の海上で小さな群れを作り、カジカ類などの魚類や小型の甲殻類・頭足類等を捕食して生活しています。

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