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神奈川大学三浦半島 宮陵会

カテゴリー「我らの仲間」の記事一覧

会員からのお便り43

会員からのお便り43 内藤正久~今月の鳥~ [H25.11.11]

◎ヤマガラ

 

今月の鳥は、昭和50年ごろまで神社の境内などで、おみくじを引かせる芸を披露してかわいがられた鳥「ヤマガラ」をご紹介します。

分類はスズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属で、標高1500m以下の常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息します。山地から平地にかけて良く観られ、冬期には公園でもしばしば目にすることができます。

全長は1315cmで、頭部は黒い羽毛で被われ、額から頬、後頭部にかけて明るい肌色、胸部は黒い帯模様が入り、胸から腹部はオレンジ色が特徴的です。

鳴き声は、シジュウカラと間違われることが多いのですが「ツィー ツィー ピー」と鳴きます。

食性は雑食ですが、秋冬にはどんぐりやハシバミの実を好み、木の枝まで運んで嘴でつつき割って食べます。

これからの季節、どんぐりが落ちている公園等で活発に動き回って餌を探す姿を観ることができるかもしれません。
  ←写真をクリックすると拡大します。

 

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会員からのお便り42

会員からのお便り42  内藤正久~今月の鳥~ノリス  [H25.10.16]


◎ノスリ

 

   今月の鳥は、これからの季節に平地から山地の森林等で飛翔している姿を時々 
 観ることができる「ノスリ」をご紹介いたします。


 分類はタカ目タカ科ノスリ属の1種です。一見すると「トビ」が飛んでいるように見えますが、尾羽が三味線のばちの形(「トビ」の特徴)ではなくて見やげると全体が白ぽく、翼の裏に褐色の斑点や腹面に淡褐色の帯が確認できれば「ノスリ」の可能性があります。


 全長は
5060cmで、翼を開くと100140cmです。群れは形成せず、単独またはペアで生活しています。

食性は動物食で、昆虫類、節足動物、ミミズ、両生類、爬虫類、鳥類、小型の哺乳類等を食べます。


 私は横須賀市大矢部の市営墓地で冬場に良く観ています。写真は武山の頂上で撮影しました。

   これからは「トビ」らしきものが飛んでいましたら注意して観察してくださ
 い。案外「ノスリ」かもしれません。

会員からのお便り41

会員からのお便り41  内藤 正久                       H25.6.17
◎ノビタキ
 
 今月の鳥は、夏期に涼しい高原で良く目にする「ノビタキ」をご紹介いたします。
 
 分類はスズメ目ツグミ科で、日本では夏鳥として南方から本州中部以北に渡来し繁殖します。北海道では平地の草原、本州では高原に生息しています。

 全長は約13cmで、成長の雄(写真左側)の夏羽は、頭部や喉・背中・翼・尾が黒く、頸の両側や腹部は白色です。胸が橙色なのが特徴で、翼に白い斑点があります。雌(写真右側)は上面が黄褐色で下面は淡い澄黄色、腹部はやや白みがかっています。腰は淡い澄色で、翼の白い斑点は雄より小さいです。
 「ヒーチュ ヒーチュ」「チー ピーチョチー」と囀ったり、地鳴きは「ヒッ」「ジャッ ジャッ」などと鳴きます。
 本州では高原の草の穂先や潅木などに止まっては移動を繰り返しながら、主に昆虫類を捕食します。
 これから涼を求めて高原に行かれるときには、もしかすると姿を観ることができるかもしれません。

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ノビタキ♂                  ノビタキ♀
                           ≪写真をクリックすると拡大します≫

 

会員からのお便り 40

会員からのお便り 40  内藤正久    H25.5.8

◎アカゲラ
  今月の鳥は、ゴールデンウイークに奥日光戦場ヶ原で撮影したキツツキ、「アカゲラ」をご紹介いたします。
 分類はキツツキ目キツツキ科で、ヨーロッパからロシア・モンゴル・オホーツク・カムチャッカ半島・中国北東部・朝鮮半島等広い範囲に分布しています。日本では、北海道や本州等の亜高山帯(寒冷地では低地でも生息する)の落葉広葉樹林や針葉樹林、混交林等で留鳥として生息しています。
 全長は23.5cmで、翼を広げると38~44cmと中型のキツツキです。羽毛の色は黒・白・赤の3色です。背は黒く、肩羽先端が白くて逆「八」の字模様に見えるのが特徴です。腹部や尾羽基部下面は赤い羽毛で覆われ、今の季節は一段と赤みが増して綺麗です。雄の後頭部は赤い羽毛で覆われていますが、雌はありません。
 「キョッ、キョッ」と特徴のある大きな鳴き声で、木から木へ飛び移りながら、時には樹幹に降りて昆虫やクモ、多足類を捕食したり、果実や種子なども食べます。
 北海道では街中でも見れるお馴染みの鳥ですが、本州では標高の高い樹林でしか観察できません。そのような標高の高い場所で「キョッ、キョッ」という鳴き声を聴きましたら、じっと待っていればもしかすると姿を観ることができるかもしれません。

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     拡大して見ることが
     できます。
     (とても綺麗ですよ)



      〔皆さんのお便りもお待ちしております〕

会員からのお便り 39

会員からのお便り39  内藤正久  2013.4.22
 
◎アオサギ
 
 今月の鳥は、三浦半島の河川・池沼・湿原・水田等で通年良く目にする大型の鳥、「アオサギ」をご紹介いたします。
 分類はコウノトリ目サギ科で、アフリカ大陸、ユーラシア大陸ほか広い範囲で生息しています。日本の本州、四国では留鳥として周年観察できます。
 全長は88~98cm。翼開帳150~170cmと大型で、水辺や浅瀬で優雅な姿を見せてくれますので、すぐに見つけることができます。
 上面は青みがかった灰色、下面は白い羽毛で被われ、胸部の羽毛は伸びて「飾羽」になります。頸部から胸部にかけて黒い縦縞が入ります。また、頭部は白い羽毛で覆われ、眼上部から後頭にかけて眉状の黒い筋模様があります。後頭は眉斑と繋がるように黒い羽(冠羽)が伸びます。
 今は時期的に嘴の色が赤っぽくなったり、目元が黄色から青紫色になった婚姻色の個体が観察できます。その後、雄・雌で樹上に木の枝で皿状の巣を作り、集団でコロニーを形成して繁殖します。
 食物は動物食で、魚類、両生類、小型哺乳類、甲殻類、昆虫などを食べます。水辺でじっとして魚を待ち伏せ、獲物を発見すると素早く頸部を伸ばして捕食します。


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